シニア犬・老犬の運動・リハビリについて

前回からシニア犬・老犬の運動についてお話しています。

今回は足腰が弱ってきているサインの見極め方についてです。

最近16歳前後のワンちゃんが多く来院されますが、つい先週まで散歩していたのに急に腰が
立たなくなった、というコが立て続けに見受けられます。

徐々に足腰が弱くなってきていたのでしょうが、飼い主様から見ると立てなくなるのは急にやってくるような印象です。

立てなくなって1週間というワンちゃんでも腰から下の筋肉はとても細くなっています。
それだけシニア犬・老犬にとっての1週間は長いということです。

その「徐々に」を見つける方法ですが、

まず初期は散歩に行きたがらない
階段や坂道を嫌がる
足を持ち上げるとよろけたり嫌がる

といった症状です。

これは体のどこかに異常があるサインです。

もちろん心臓が悪かったりという内臓の異常から来る運動不耐性のこともありますが、多くは関節の痛みによるものです。

そして、だんだん後肢の歩幅がせまくなり、腰の位置が上半身より低くなってきます。
また股関節が硬くなり足を左右に開けなくなりお座りの体勢も今までと変わってきます。

それでもワンちゃんはヨタヨタしながらも歩きますが、この時には下半身の筋肉は相当
落ちてきています。
筋肉が完全に落ちてしまってからのリハビリトレーニングはとても大変なので、
まだ歩けているうちのトレーニングが重要です。

リハビリトレーニングは段階にもよりますが、目標を決めて毎日少しずつ取り組みましょう。
坂道の上り下りやおやつでつって動かすだけでもかまいません。

トレーニングも楽しくやることが大切です。

動物の回復力はとてもすごく、

寝たきりになってしばらく経ち
下半身の筋肉もほとんどなく
骨格がむきだしになっている

ようなシニア犬・老犬のコでも、
整体マッサージで下半身のリンパの流れや血行を良くしてあげることによりお肉がついてくるのです。

次回は整体マッサージによる効果の体験談をお話ししようと思います。

それではハッピードッグライフ☆

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