老犬によくみられる不眠症。夜中に何回も起きてウロウロしたり、ハァハァして落ち着かなかったり。不眠症の原因は心、肝、脾、腎、のどこにあるのか「証」の見極めが重要です。
老犬の脳トラブルにも有効な五苓散(ごれいさん)
五苓散は体の水分バランスを調節してむくみをとったり、人の低気圧頭痛や犬のてんかん発作、のぼせなどの脳トラブルにとても有効です。それは脳の細胞膜にあるアクアポリンという水チャネルを阻害する働きがあるからなのです。
犬の陰虚は陰と陽のバランスの狂い
犬も体の中には陰と陽が存在しバランスをとっています。暖冬のせいで今年は陰虚になりやすい傾向にあります。犬が陰虚になると、のぼせ、てんかん発作、不眠、皮膚トラブルなどの症状が現れやすくなります。
梅雨時期の老犬に起きやすいトラブルと対処法
梅雨は1年で最も雨が多い季節です。梅雨のジメジメとした湿気は邪気(湿邪:しつじゃ)として老犬の体内に取り込まれてしまいます。それらが原因となって梅雨の時期になると様々なトラブルを訴える老犬が多くなります。
火鍼の効果に驚く!
「火鍼(かしん)」とは鍼の先端を炎で赤くなるまで炙ってツボや患部を刺す技法です。「散寒瘀血(さんかんおけつ)」効果を持ちつつ身体への負担もほとんどない火鍼は、ツボや患部に直接温熱刺激を伝えることができるため様々な効果が期待できます。