シリーズでお話している犬の老化についてのお話。
今回はシニア後期=老年期のお話です。
実は内臓が丈夫な子は
この時期が何年も続いたりもします。
人間のお年寄りを思い浮かべてみてください。
寝たきりの方もいれば
元気に活動されている方もいます。
人間も寝たきりになると歳をとったように
見えてしまうのと同じように
犬は寝たきりになると
もっと急速に老化が進みます。
後期にあらわれる変化は
食べても太らない
耳が遠くなり呼んでも反応しない
何事にも無関心
1日中ほとんど寝ている
トイレの失敗が多くなる
不安になりやすい
などです。
ご飯の時以外はほとんど寝ているという生活では
どんどん脳も衰えてしまいますね。
また日中寝てばかりいると
体内リズムが狂い夜鳴きの原因にもつながります。
ですが、過保護になり過ぎる必要はありません。
日中は日光浴をさせ
時々遊んだり話しかけたり
動けるのであれば1日2回短時間でも
いいのでお散歩をしましょう。
介助が必要になってくるコもいますが
自分でできることはできるだけ手を出さず
助けが必要な時だけ介助するようにしましょう。
また
目が見えづらくなって
筋肉も衰えてふらつくため
ケガや事故が多くなる時期でもあります。
床はすべりにくい素材ですか?
お家の家具でとがっている物はありませんか?
階段は上り下りできないようになっていますか?
コードや段差などつまずくものはありませんか?
お部屋の中に危険な個所がないか
もう一度確認してみましょう。
愛犬が安心して心地よく過ごせる環境を
整えてあげましょう。
次回は老年期の一部の犬で見られる
痴呆についてのお話をしたいと思います。
それではハッピードッグライフ♪