最近カウンセリングでよく耳にするのは
「つい1週間前までは歩けていたんです。
でも、急に歩けなくなってしまって
どうしたらいいのか・・・」
そうなんです
ある日突然その日が訪れることも
あるのです。
足腰が弱っているなんらかのサインには
皆さん気づいていらっしゃるのですが
トボトボでも歩けていたのが
突然立ち上がれなくなると
「急に」って思ってしまものですよね。
覚悟はしていてもちゃんとその日に
備えている方は多くありません。
それが大型犬となると大問題です。
トイレをさせるのも一大事。
まず大切なのは
立てなくなった原因を探ることです。
急性の痛みがある場合は治療が必要ですが
単なる筋力の衰えの場合は
ハーネスで介助しながらでも
足を動かしてあげることで
回復する可能性があります。
老犬だしリハビリなんて・・・
と思ってそのまま1週間様子を見たり
しているとさらに筋肉が落ちてしまい
寝たきりになってしまいます。
そのためにも
後ろ足がフラつき始めたらハーネスを
準備しておきましょう。
急に自力で立てなくなった場合でも
排泄で外に出さなければならない時などに
ハーネスがあると飼い主さんの負担も
軽減されます。
装着したまま排泄できるものと
そうでないものとがあるので
購入の際にはその点も確認してみてくださいね。
あとは 動かなくなった足のストレッチと
1日に数回オスワリやフセの姿勢を
補助するのもかまわないのでさせましょう。
ごはんは支えればおすわりができる場合は
壁と飼い主さんとの間に挟むようにして
座らせて顔の近くにお皿を持っていきましょう。
取っ手のついた片手で持てる
介助用の食器もありますので
あげにくい場合は活用してみてください。
支えてもおすわりが難しくなってきたら
フセの姿勢でごはんを食べてもかまいませんが
首を持ち上げられるなら
お皿を持ってあげて食道がなるべく
まっすぐになるようにしましょう。
次回は寝たきりになってしまった場合の
介護のポイントについてお話したいと思います。
それではハッピードッグライフ♪