シニア犬・老犬の整体マッサージ その2

秋~冬は飲水量が減り、泌尿器疾患(尿石症や膀胱炎など)が増える季節です。

当クリニック併設子犬のしつけ教室ドッグベースキャンプの通学犬の尿検査を行ったところ、
やはり数頭に尿石症が認められました。
皆、特にこれといった症状は示していませんでしたが、尿中には結晶が認めらました。

いつもと排尿の様子が変わらなくても、尿検査をしておくと安心です。

さて、シニア犬・老犬の整体マッサージについてお話してきましたが、今回は実際にあった
体験談についてです。

寝たきりになって2週間位経ち
食欲も少し落ちてきていて
全身の筋肉はなくなり
座らせても自分の体重を支えることができない
16歳のシニア犬のコが来院しました。

正直にお話しますと、今まで診てきたなかで一番やせていて、整体・マッサージをする筋肉すら
ない状態で、どこまで回復できるかは見当もつきませんでした。

そのコの場合、最初は1週間に1回のペースで通っていただきました。
すると、1、2回の整体治療で丸まって寝ていた背骨が伸びて血行がよくなりました。
次第に股関節の可動もよくなってきて、下半身の方にも少しずつ肉がついてきました。

その後は2週間に1回程度へと間隔を広げていき、
4ヶ月位経った今は前足で体を支えて座ってご飯を食べられるようになるまでに回復してきました。
また、前足がしっかりしてきたので、車椅子に乗せると少しではありますが前に進めるようになりました。

今もそのコは持病と闘いながら頑張っています!

以前お話したように、シニア犬になっても筋肉が落ちる前に早めのメンテナンスをすれば、
より長い間元気に歩くことができます。
歩き方が遅くなったり、散歩に行きたがらない、段差を嫌がる、腰が落ちてくる

などの症状が少しでも現れたら痛みのサインです。

早めにケアをしてあげることが、ハッピーなシニアライフを送るコツです!

  • 獣医師コラムトップページへ