シニア犬の夏の過ごし方~夏太り?に気をつけて~

毎日暑い日が続いていますね。

こう暑いと人間もワンちゃんも涼しいお部屋の中が一番!熱中症も心配だし・・・・。

ところが、夏休みが明けた頃に動物病院で体重を計ってびっくり!
暑さのせいで痩せたと思ったのに太ってる!?
人間もワンちゃんも割とよくある話です。

ワンちゃんの場合、
原因のほとんどがおやつの食べすぎです。
いつもと同じ量をあげていても、運動量が減っているのでカロリーオーバーになってしまったのです。

また、夏休みにお子さんが家にいて、
おやつの度にワンちゃんもご相伴して、というケースもあるようです。

まだまだ元気なシニア犬も、もう少しでシニア犬になるワンちゃんも体重増加は要注意です。

肥満は、
心臓病などの循環器障害を悪化させたり
糖尿病などのリスクの上昇
皮膚の免疫力が低下して皮膚疾患にかかりやすくなる
関節障害を引き起こす
など様々な悪影響を及ぼします。

そして、中年齢~シニア犬は、一旦太ってしまうとちょっと痩せにくいのです。

それは、
基礎代謝量が若い頃より落ちているのはもちろん、
持病(心臓病や関節炎)を患っていたり、
今までの生活習慣でお散歩があまり好きではなかったりして、
運動で痩せられないことがあげられます。

キュティアが注目しているロコモティブシンドロームは、肥満と密接な関係があります。

特に変形性関節症では
太ることで関節への負担が増加し
関節の痛みが悪化して運動を嫌がるため
筋肉が落ちて関節にさらにストレスをかけ
炎症を悪化させる
という悪循環を作り出します。

夏の終わりにびっくり!なんてことにならないように、
今食べているフードやおやつがどの位のカロリーか、
しっかり把握して与えるようにして下さいね。

一日に必要なカロリー量を無料で計算できるサイトもありますので活用してみてください。

獣医師広報板イヌのカロリー計算

ちなみに、ワンちゃんの適正体重の目安はその子の1歳の頃の体重です。
1歳の頃の写真や体重と今を比べてみると、現在の状態がわかりやすいと思います。

肥満のチェック方法として、
5段階のボディ・コンディション・スコア(BCS)*がよく用いられます。

理想はBCS3ですが、若い頃のようにシャキッとスリムでなくとも、
BCS3.5位を維持したいですね。

まだまだ暑さは続きますが、coolでsmartな夏を心がけてください。

それではハッピードッグライフ☆

*ボディ・コンディション・スコア(BCS)
BCS1:痩せすぎ
BCS2:痩せ気味
・骨格の構造がはっきりわかる
BCS3:適度
・見た目では肋骨はわからないが、さわると簡単に肋骨の溝がわかる
・背骨が触れる・肋骨から腹部にかけてウェストが感じられる
BCS4:太り気味
・かろうじて肋骨が触れる
BCS5:太りすぎ

  • 獣医師コラムトップページへ