シニア犬・老犬の災害対策

災害が起きたときのために
ワンちゃんたちの備えはしてありますか?

キュティア老犬クリニックのある
横浜市の動物愛護センターでは
先月末に動物愛護週間のイベントを行いました。

人と動物の防災をテーマに
煙ハウス体験や障害物の中を歩く体験など
飼い主様とワンちゃんが一緒に
参加する防災訓練です。

そこで今回は
シニア犬・老犬の防災対策についてお話したいと思います。

災害時に備えて準備しておきたい物。

まず大切なのは
人間と同様食料や水です。最低5日分は用意しましょう。

救援物資が届くのは
3日程度かかると言われており
特にシニア犬・老犬は持病に対応した療法食など
希望する物資が必ずしも届くわけではないので
備えておく必要があります。

また今は持病もなく食欲旺盛なコであっても
ストレスから食欲が落ちることもあるので
普段の食事がドライタイプでもウェットタイプの
食事もあると安心です。

ウェットタイプの食事は水分の補給にもなります。

手作り食のワンちゃんはせっかく備えても
食べてくれない可能性もあり
普段から時々非常食を与えて慣れておきましょう。

薬、サプリメント、お薬手帳(診療記録)など
病気に関するものも大切です。

シニア犬・老犬ともなると
いくつかの持病を患っていることが多いものです。

継続してお薬を飲んでいるワンちゃんは
お薬やサプリメントは最低でも1週間分は常備しましょう。

病気の名前
今飲んでいるお薬の名前や量・回数など
どんな薬を飲んでいるかが分かる
お薬手帳(診療記録)を作っておくと
かかりつけの先生と連絡が取れない場合でも
他の動物病院で相談しやすくなります。

定期的に検査が必要なワンちゃんは
最新の検査結果がわかるようにして
そうでないコもシニア犬検診などの
検査結果があれば記録しておくと良いでしょう。

お薬手帳には
生年月日
鑑札番号
狂犬病予防注射済票番号
ワクチン証明書
マイクロチップナンバーなども記入し
ワンちゃんと飼い主様が一緒に写っている写真
を貼っておくと
万が一離れ離れになって探す時に
飼い主としての証明になります。

首輪やハーネス、リードは何組か用意して
身元確認が出来るように鑑札や迷子札をつけ
必要な時にすぐ手に届くところへ置いておきます。

身元確認にはマイクロチップが
装着してあればより安心です。

避難時や避難所生活では
ケージやクレートが必要となります。

ケージやクレートに入って
おとなしくするしつけが出来ていれば
より安全に避難できますし
ワンちゃんも飼い主様も周囲に対する
ストレスが軽減されます。

長期の避難生活を想定して
今はそういった習慣がないワンちゃんも
クレートトレーニングにチャレンジしてみましょう。

シニア犬には脳トレの効果も期待できます。

寝たきりのワンちゃんは車が使えない場合もあるので
移動のためのカートや飼い主様が付き添える
キャンプ用テントなどがあると安心です。

その他では
携帯用食器
ペットシーツ
ウェットティッシュ
排泄物処理に関わるもの
防寒具
などがあると良いでしょう。

ワンちゃんたちを避難所に同伴で
きないことも充分考えられ
また老犬は出来るだけストレスの
少ない環境が好ましいので

今のうちからご親戚やお友達と相談して
一時的に預けあえるような
避難先を作ることもお勧めします。

いざという時に慌てないためにも
季節ごとの備えが大切です。

ご家族の皆さんで
再度ワンちゃんたちの生活空間の見直しや
避難方法などを確認してみてはいかがでしょうか?

それではハッピードッグライフ♪

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