シニア犬の予防医療について考えよう その3ワクチンの副作用について

年に1回の接種をすすめられる混合ワクチン。でも副作用は大丈夫なの?

特に、シニア犬・老犬になってくると副作用を心配される飼主様は多くいらっしゃいます。
そこで今回はワクチンの副作用についてお話します。

人間でも予防接種でアレルギーを起こす人がいるように、犬にもアレルギーを起こすコが時々います。

また免疫をつけるための病原体で実際に感染してしまう可能性もあります。
そして場合によっては、深刻な事態を招く可能性もあります。

特に子犬や老犬の体力は充分ではなく、影響が出やすくなります。
深刻な事態にならなくても、いくらかのアレルギー反応を示す場合は多く負担になることは否定できません。

アレルギーってどういう症状??

飼主様が見て、一番わかりやすいのは
注射部位や顔面(特に目や口周り)の腫れ、赤み、かゆみです。

また軽度の全身症状として、食欲不振、全身のかゆみ、発熱、精神的過敏が起こることもあります。

重度の全身症状としては、虚脱、呼吸困難、激しい嘔吐、粘膜蒼白などが起こる場合もあります。

アレルギー反応は接種後、数時間内に起こることが多いです。
重度の症状ほど接種後すぐに表れる傾向があります。

そのため接種後しばらく待合室で待機してもらうこともあります。
なんらかの異変に気づいたらすぐにかかりつけの病院に連絡しましょう。
早急に処置をすれば、アレルギー反応を抑えることができます。

また、予防接種の前後はおとなしくさせる必要があるでしょう。人間も同じですよね。

いつも大丈夫なのに、トリミングの後にワクチンを打ったらアレルギー反応が起きた、
ワクチン後にドッグカフェに行ったらぐったりしてしまった、などよく耳にするお話です。

シニア犬・老犬に限らすワクチン接種は犬の体調の良いときに、健康チェックをうけてから、
そして午前中に接種することをお勧めします。
(アレルギーが起きた場合にすぐに病院で対処してもらうため)

接種後は散歩も控え、排泄をさせる程度にしましょう。
翌日からはいつも通りの生活を送って大丈夫です。

もちろん、
予防接種は犬ちゃんにとって深刻な病気を防ぐ、
非常に有効な手段であることは間違いなく、
必要なことですが、副作用があることも考えて、
犬ちゃんや、環境に応じて適切な種類、間隔で行うことが大切です。

もう歳だしどうしよう・・・
悩んだらかかりつけの先生に相談してみましょう☆

それではハッピードッグライフ♪

  • 獣医師コラムトップページへ