Vol.107

20歳のボー君のケア

公開日:2019.09.22

キュティアの患者さんの最高齢
8月で20歳を迎えた
ミニチュア・ダックス
ボーくんをご紹介します。

ボーくんがキュティアに
初めて来院したのは約2年前
その時すでに18歳でした。

12歳の時に階段から落ち少しずつ
足の調子が悪くなっていたそうです。

それでも14歳までは
ボール遊びを楽しんでいました。

17歳で目が見えなくなり
18歳になってさらに
後ろ足を引きずるようになり
夜に吠えてしまったりと
認知症の症状も始まりました。

それでも食欲はすごくあり
しっかりごはんを食べていました。

18年間の疲れはあったものの
年齢のわりに「脉」は
しっかりしていました。

肩から腰にかけてはカチカチで
整体も併せて行いました。

この位の年齢になると
何らかの病気があったりで

2週間に1回位の治療が必要
なのですが

ボーくんは
だいたい月に1回位の通院でも
安定していました。

お散歩も1ブロックしか歩けなかった
のが2ブロックそして2.5ブロックと

少しずつ距離がのびていきました。

そんなボーくんですが
春になって食欲が少し落ち
夜鳴きがひどくなってきてしまいました。

そこで樋屋奇応丸という漢方を
飲ませてもらいました。

漢方がすごく合っていたようで
夜鳴きもおさまり
食欲も戻りました。

昨年末から整体のみ
2週間に1回へ頻度を増やし

今も自分の足で元気に歩いています!

最期までよく食べよく寝て
自分の足でしっかり歩けますように。

それではハッピードッグライフ♪

獣医師 佐々木彩子

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