先月は「老化」の初期症状についてお話しました。
今月は
愛犬の体型や行動にもサインが現れてくるシニア期中期の症状についてお話します。
まずは
飼い主さんが最も気づきやすい外見の変化についてです。
口や目の周りの毛が
白くなったり
毛のツヤがなくなり
パサついたり
フケが出やすくなったりします。
また 体のあちこちにイボができることもあります。
これらは代謝機能の衰えや
皮膚バリアの低下
ホルモンバランスの変化
などによっておこります。
黒瞳が白く濁り
視力が衰えて
物にぶつかるようになったりもします。
体型の変化として重要なのは
おしりが小さくなってきたり
しっぽが上がりにくくなることです
このサインは筋肉の衰えを意味しています。
犬は前肢で多くの体重を支えているため
後肢の筋肉から衰えていくことが多いのです。
段差をスムーズに越えられなかったり
立ったり座ったりに時間がかかるのも
筋肉の衰えのサインです。
筋肉が衰えると関節に負担がかかります。
これらのサインに早めに
気づき対処してあげることによってより長く歩くことができます。
散歩にあまり行きたがらなくなり
散歩の時間も以前より短くなってくる時期ですが
元気に歩けるうちはしっかり運動しましょう。
その他の行動、性格の変化として
寝ている時間が増える
今までできていた事ができなくなる
頑固になる
食に対して貪欲になる
などの症状がでることもあります。
人間が家にこもっていると老け込むのと同じように
わんちゃんにも外の刺激を与えることがとても大切です。
散歩に行きたがらなくても
車でいつもと違う場所に連れて行ったりすることも
脳、五感の刺激になります。
このシニア期中期をいかに過ごすかによって
後期へ移行する時期が大きく変わってきます。
それぞれ現れる症状は違いますので
その子の「変化」を敏感にキャッチしてあげましょう。
それではハッピードッグライフ♪